「ウォーターサーバー 雑菌だらけ」という言葉を見かけて、不安になった方もいるのではないでしょうか。毎日口にする水だからこそ、衛生面は気になるところです。
結論から言うと、ウォーターサーバーそのものが不衛生というより、お手入れや使い方しだいで汚れやすくなると考えるのが正確です。この記事では、雑菌が増えやすい場所と、家庭でできる掃除の方法、カビを防ぐコツをまとめました。
「雑菌だらけ」と言われる理由
ウォーターサーバーの水は、未開封のボトルや、フィルターを通したばかりの段階では衛生的に管理されています。それでも汚れが心配されるのは、次のような場所から雑菌が入りこむことがあるためです。
- 注ぎ口(コック):手やコップが触れやすく、水滴が残りやすい
- 受け皿(水受けトレー):こぼれた水がたまり、ほこりと混ざりやすい
- ボトルの差し込み口・給水タンク:ボトル交換や給水のときに、空気や手に触れる
東京都が2013年に公表した「ウォーターサーバーの安全性に関する調査」でも、構造上の問題などとあわせて衛生面が調べられており、日ごろのお手入れの大切さがうかがえます。
お手入れの目安と方法
お手入れの方法や頻度は機種によって違うので、基本は取扱説明書に従ってください。ここでは、多くの機種に共通する一般的な目安を紹介します。
| 場所 | 頻度の目安 | 方法 |
|---|---|---|
| 注ぎ口 | こまめに(できれば毎日) | 清潔な布やキッチンペーパーで水滴と汚れをふき取る |
| 受け皿 | 週に1〜2回 | 取り外して中性洗剤で洗い、よく乾かす |
| 本体の外側 | 週に1回程度 | かたくしぼった布でふく |
| ボトルの差し込み口 | ボトル交換のとき | 取扱説明書に従ってふく |
| 給水タンク(補充型) | 取扱説明書の頻度で | 指定された方法で洗う |
| 背面・下のほこり | 月に1回程度 | 電源コードやすき間のほこりを取る |
掃除で気をつけたいこと
- 使ってよい洗剤や除菌剤は、取扱説明書で確認する(使えない薬剤もある)
- 注ぎ口の奥に、硬いブラシや先のとがったものを入れない
- 温水の注ぎ口は熱くなっていることがあるので、やけどに注意する
- 電源を抜いて掃除するときは、取扱説明書の手順に従う
カビや汚れを防ぐコツ
- 注ぎ口に直接コップを当てない:口をつけた容器が触れると汚れの原因になる
- 直射日光の当たる場所に置かない:日光や高温は、ボトルや本体の劣化、藻やカビの原因になりやすい
- ボトルや給水の水は早めに使い切る:開封後の目安期間はメーカーの案内を確認する
- ボトルは清潔な場所に保管する:未開封のボトルも、直射日光や高温多湿を避ける
- 受け皿の水をためっぱなしにしない:こまめに捨てて乾かす
衛生面が気になる人のサーバーの選び方
お手入れの手間をできるだけ減らしたい場合は、サーバーを選ぶ段階で次のような点を確認するのがおすすめです。
- 自動でサーバー内部を清潔に保つ機能があるか(熱水を循環させるなどの機能を持つ機種がある)
- メーカーによる定期メンテナンスやサーバー交換があるか、有料か無料か
- 空気が入りにくいボトルか(ワンウェイ方式のやわらかいボトルは、水が減るとしぼむ仕組みのものが多い)
- 浄水型の場合はフィルターの交換頻度と、交換がプランに含まれているか
どのタイプが自分に合うかは「浄水型と宅配型の違い」でも比べています。
こんなときはメーカーに相談を
次のようなときは、自分で何とかしようとせず、使用を控えてメーカーのサポート窓口に相談しましょう。
- 水ににおいや味の変化、にごりを感じる
- タンクや注ぎ口の奥に、黒い点や汚れが見える
- 水漏れがある、異音がする
まとめ
ウォーターサーバーは、注ぎ口や受け皿など外から触れる部分が汚れやすく、お手入れをしないと雑菌が増える原因になります。逆に言えば、取扱説明書に沿ってこまめにお手入れをし、置き場所や使い方に気をつければ、清潔に使い続けられます。お手入れの手間を減らしたい方は、自動クリーン機能や定期メンテナンスのある機種を選ぶのもひとつの方法です。
※この記事は2026年11月時点の公開情報をもとに、一般的なお手入れの目安をまとめたものです。お手入れの方法や頻度、使える洗剤は機種によって異なります。必ず取扱説明書やメーカーの案内に従ってください。
参考:東京都生活文化局「ウォーターサーバーの安全性に関する調査」(2013年3月・PDF)


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